画像を軽くする・サイズ変更する方法(複数枚まとめて)
公開日:2026年7月8日(最終更新:2026年7月12日)|カテゴリ:画像系
画像が重い原因のほとんどは「ピクセル数」
最近のスマートフォンのカメラは4,000×3,000ピクセル(1,200万画素)以上で撮影するため、写真1枚が3〜8MBになるのが普通です。一方、ブログやネットショップで実際に表示されるのは幅1,000ピクセル前後。つまり表示に必要な量の10倍以上の情報を抱えたまま使われていることになります。
ファイルサイズはおおむねピクセル数に比例するので、幅を半分にすればサイズは約4分の1になります。画質設定をいじる前に、まず「表示サイズに合ったピクセル数まで縮める」のが、画像を軽くする最も効果的な方法です。
用途別・推奨サイズ早見表
- ブログ・ホームページの本文画像:幅1,200px程度。これで大半のレイアウトとスマートフォンの高解像度画面をカバーできます
- ネットショップの商品画像:出店先の規定に従う(楽天・Amazonなどは最低・推奨サイズの規定があります)。自社サイトなら正方形1,000〜1,500px角が扱いやすいです
- OGP画像(SNSでシェアされたときの画像):1,200×630pxが標準
- メール添付:幅1,000〜1,200pxまで縮小すれば1枚数百KB程度になり、複数枚でも送りやすくなります。相手が印刷する予定があるならもう少し大きめに
- 印刷用(チラシ・パンフレット):縮小しないでください(後述)
「リサイズ」と「圧縮」は別の処理
画像を軽くする方法は2つあり、混同されがちです。
- リサイズ:ピクセル数自体を減らす。効果が大きく、表示サイズが決まっているWeb用途では基本こちら
- 圧縮(画質調整):ピクセル数はそのままに、JPEGなどの画質パラメータを下げてデータ量を減らす。リサイズ後の仕上げとして併用すると効果的
順番としては「①必要な幅までリサイズ → ②それでも重ければ形式変換・画質調整で圧縮」です。②については画像の形式を変換する方法で詳しく解説しています。
縮小してはいけない・慎重にすべきケース
- 印刷に使う予定がある画像:印刷はWeb表示よりはるかに多くのピクセルを必要とします(A4フチなし印刷で目安3,500px幅程度)。Web用に縮小した画像を印刷するとぼやけます
- あとでトリミングするかもしれない画像:切り抜き後にさらに縮小されるため、余裕を残しておく必要があります
- 証拠・記録として保存する画像:工事記録や検品写真などは、原本をそのまま保管し、共有用だけ縮小します
共通する考え方は「原本は残し、用途に合わせた縮小コピーを作る」です。リサイズは不可逆な処理なので、上書きだけは避けてください。
複数枚を一括で処理する
商品写真やイベント写真は1枚ずつではなく数十枚単位で処理することが多いはずです。画像リサイズツールは複数枚を選んで同じ幅に一括リサイズでき、複数枚の場合はZIPでまとめてダウンロードされます。処理はブラウザ内のCanvas機能だけで行われるため、写真がサーバーに送信されることはありません。社外に出せない写真でも安心して使えます。
よくある質問
Q. 小さくしすぎた画像を、あとから元のサイズに拡大できますか?
A. できません。縮小で失われたピクセル情報は復元できず、拡大してもぼやけた画像になるだけです。リサイズは必ず「元画像を残したままコピーに対して行う」のが鉄則です。
Q. 「解像度(dpi)」と「ピクセル数」は何が違うのですか?
A. ピクセル数は画像そのものの情報量、dpiは「印刷時に1インチへ何ピクセル詰めるか」という印刷用の設定値です。Web表示ではdpiは無視され、ピクセル数だけで表示サイズが決まります。Web用途で気にすべきはピクセル数の方です。