画像の形式をJPEG・PNG・WebPに変換する方法
公開日:2026年7月8日(最終更新:2026年7月12日)|カテゴリ:画像系
3つの形式は「削り方」が違う
JPEG・PNG・WebPの違いは、データをどう削って小さくするかの方式の違いです。ここを押さえると用途選びで迷わなくなります。
- JPEG:人間の目が気づきにくい情報を捨てて圧縮する「非可逆圧縮」。色数の多い写真に強く、圧倒的な互換性が武器。透過(背景の透明)は扱えません
- PNG:情報を捨てない「可逆圧縮」。文字やロゴ、スクリーンショットのようなくっきりした画像が得意で、透過も扱えます。その代わり写真に使うとJPEGの数倍のサイズになります
- WebP:Web表示用に設計された比較的新しい形式。同じ見た目ならJPEGより2〜3割軽く、透過も扱えます。主要ブラウザは対応済みですが、古いソフトやシステムのアップロード欄では受け付けられないことがまだあります
用途別の選び方
- 写真をWebサイトに載せる → WebP(表示速度重視)または JPEG(互換性重視)
- 写真を人に渡す・書類に添付する → JPEG一択。相手の環境を選ばないことが最優先
- ロゴ・図・スクリーンショット → PNG。JPEGにすると文字の輪郭に「モスキートノイズ」というモヤモヤが出ます
- 背景を透過させたい画像 → PNG または WebP(JPEGでは不可能)
- システムにアップロードする → そのシステムの対応形式に従う。迷ったらJPEG/PNGが安全
画質設定(%)はどこまで下げていい?
JPEG・WebPへの変換では画質を10〜100%で調整できます。数字を下げるほど軽くなりますが、下げすぎると劣化が目に見えてきます。実用上の目安は次のとおりです。
- 90%以上:ほぼ劣化を感じないが、サイズはあまり減らない。作品写真など品質優先の場合に
- 75〜85%:Web用途の定番。ほとんどの写真で劣化に気づかれず、サイズは大きく減ります。迷ったら80%前後
- 50〜70%:よく見ると空のグラデーションなどに縞(バンディング)が出始める。サムネイルなど小さく表示する画像なら実用範囲
- 50%未満:明確に劣化がわかるため、通常用途では非推奨
ここで重要なのは、画質を下げる前にまずピクセル数を見直すことです。4,000px幅の画像の画質を50%に下げるより、1,200pxにリサイズして85%にする方が、軽くてきれいです。リサイズについては画像を軽くする・サイズ変更する方法をご覧ください。
変換の実務ポイント
- PNG→JPEG変換で透過部分は白(または黒)で塗りつぶされます。透過ロゴをJPEGにすると背景付きになるので注意
- スクリーンショットのPNGが重い場合、写真が主体ならJPEG/WebP化で大幅に軽くなります。文字が主体ならPNGのままの方がきれいです
- 変換前の元ファイルは残す:非可逆圧縮は一方通行です。「元に戻したい」に備えて原本は消さないでください
変換作業は画像変換ツールで複数枚まとめて行えます。処理はブラウザ内だけで完結し、画像がサーバーに送信されることはないため、社外秘の資料画像などでも安心です。
よくある質問
Q. iPhoneで撮った写真(HEIC)が開けないと言われました。どうすればいいですか?
A. HEICはiPhoneの標準形式で、Windowsの古い環境や一部のシステムでは開けないことがあります。JPEGに変換して渡すのが最も確実です。なお、iPhone側の設定(カメラ→フォーマット→互換性優先)で最初からJPEGで撮影する方法もあります。
Q. 何度も変換を繰り返すと画質は悪くなりますか?
A. JPEGやWebP(非可逆設定)への変換を繰り返すたびに劣化が蓄積します。「編集や変換のやり直しは常に元画像から」を習慣にすると劣化を最小限にできます。